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Beautiful crime

当ブログは個人が運営するディシディアFFやCCFFを中心とした二次創作サイトになります。それらに嫌悪を覚える方の閲覧はご遠慮願います。荒らし、中傷、無断転載は禁止となりますので、よろしくお願い致します。

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追憶の空戯言の夜

おばんどすー。


というわけで、本日のアップ物です。


本日のはティナさんは出てきません。

出てくるのはザックスとセフィロスのみです~。

なので、ティナさんを読みたかった方はすみません!明日辺り出てきますので!

より一層不憫な感じで(………。)

セフィロスとザックスですが、この二人には特別な思い入れがあるため、中々思うように筆が進まなくて困ってしまいます。

FF7プレイ当時、管理人当時中学生。青春腐女子街道まっしぐらでセフィザに萌えまくっていました。

あんなちょっとしか出てこないザックスのどこに萌えがあったというのか。

いや、妄想できる分萌えて萌えてしょうがなかったんですよ。

ザックスが好きというだけでACCとCCもやりましたし。

まぁ、そんな奴が書いた小説なんで内容はほのかにBLちっく(かもしれない。)

いや、断言できるような内容ではないんで。

【注意事項】
※セフィロスとザックスしか出てきません。
※セフィロスが一人称「俺」時代の話です。
※もしかしたらBLちっくなのかもしれないけどひどくないっていうか霞くらいです。


大丈夫な方は続きからどうぞ~




――――――――――――――――――――――――――――――――




魂を呼ぶ
請い乞う
それが恋ってもんだ

あんたにわかるかい?







追憶の空戯言の夜








夏の夜特有の湿気を含んだ風が頬をなで、銀の髪を微かに揺らす。
控えめに、けれど確信を持って悪戯に遊ぶ恋人のようなしぐさで。
恋人などという、らしくない単語に、セフィロスは哂った。
空に流れる星の河を見つめて、セフィロスはぼんやり思い出した。
黒髪の戦士。
皆と同じで決して同じではない明るい青い瞳をした、おそらく自分にとって最後の友人を。
少年と青年の間のような、あるいはその二つを併せ持ったような声が耳の真奥で響き何度も蘇る。
まだ自分が神羅の英雄だった頃、共に作戦に赴いた他愛のないある夜のことを。









「セフィロス、<恋>がなんで恋っていうか知ってるか?」
人好きのする笑顔を浮かべて、上機嫌に男が質問してきた。
自分達の宿営地に戻る足を休めずに、セフィロスは男を瞳だけで見つめる。
その青い陽気な瞳には、「知らないだろ~、教えてやりたい~」という言葉を口に出すよりも先にセフィロスに伝えていた。
あまりにも馬鹿正直の表情に浮かべているものだから、セフィロスは思わず口元に笑みをそえる。
「おいおっさん、何勝手に笑ってるんだよ」
微笑した途端にいぶかしげに眉をよせる。だが、次の瞬間にはすぐにけろりと笑顔を取り戻し、同じ質問をセフィロスにした。
「ところでセフィロス、さっきの質問!知ってるのか?」
わくわくと背中から文字が見えるほど楽しげに聞いてくる姿に、セフィロスは今度は吹き出した。子供よりもわかりやすい表情に、親友が「子犬」と称したのがよくわかった。
たしかに犬ほどにわかりやすい。
「おい!セフィロス~?質問に答えろよ~!」
「俺がそんなものを知るわけないだろう。さして興味もない」
セフィロスがそう答えると、その返事を待ってましたとばかりに男が身を乗り出して喋りだす。
「そーだろ!そうじゃないかと思ったんだ!だからここはひとつ俺が教えてやる!」
「別に知りたいわけではないんだが…」
「遠慮すんなって!いつか好きな人ができた時のために知っておくのも悪くないだろ!」
勢いよく顔を近づけてくる男を手でたしなめる。
こういう所も、ご主人様に懐く犬のようで、思わず笑ってしまう。
「あぁ、わかったわかった。で、どんな意味なんだ」
「好きな人の魂を、呼ぶことさ!」
腰に手をあて、得意そうにふんぞり返る。えっへん!という音がこれまた背中から聞こえてきた。
「呼ぶ?」
「そう。こい、こい、私のもとへこいって。魂に請い乞うて呼びかけるから<恋>なんだ」
「ただの言葉遊びだな」
「だけど、だからこそそんな感じするだろ?セフィロスを好きな女の子達もきっとこーいこい、って呼んでるよ。セフィロスの魂よ、私のもとにこいって。なんてな!もてる男は違うなー!!」
どこまでも一人芝居をくりだし、しまいには一人で盛り上がってセフィロスの背中をバンバンと叩く。
痛い、と思いつつその自然なやりとりがセフィロスの懐かしい何かを呼び覚ます。
もう、そうしてくれる友人もこの男を残していなくなってしまった。
「お前を呼んでる女性もいるだろう」
「そりゃあね~!何せ世界中に恋人がいるから、魂一つじゃ足りないな~。でも俺の魂はエアリスのものだからごめん!愛してるぜエアリス!!」
でかい声で夜空に向かって叫んでいる。その大声に離れたところにいる一般兵たちが奇怪そうな目で男を見ていた。
遠い地にいる彼の想い人への想いを、セフィロスはほほえましいと思い笑った。
その瞳には、英雄にしては珍しい、浮かぶことが希少価値となった優しい光が称えられていた。
そんなセフィロスに気づいて男が嬉しそうに笑う。
「おー!珍しくセフィロスが笑ったー!!」
「あぁ、お前の馬鹿さ加減は見ていて笑える」
「英雄さまに笑ってもらえるなら俺の馬鹿さ加減も捨てたもんじゃないな」
腕を頭で組みながら、したり顔でうなずき、
「セフィロスの笑顔は絶滅危惧種の動物並みに珍しいからな~!それが引き出せるなんて、俺の頭の出来も貴重なもんだろ?あんたが笑ってくれるなら、俺のことを呼んでも大サービスで会いにくるぜ~」
そんな風に軽口を叩いてふたたび嬉しそうに笑う。
子供のように無垢で純粋な微笑みに、この男が心から自分を想っているのが伝わってきて、セフィロスは目を細める。
不思議な男だと思った。
たくさんの修羅場、この世の汚いもの、絶望にも近い現実を見てきて尚なぜ、この男はこんなに擦れないでいられるのか。
答えは簡単だ。男は、当事者ではないのだ。
哀しむべき生い立ちも宿命も背負っていない。
ふつうの家に生まれ、ふつうに育ち、ふつうに英雄に憧れ、ふつうにソルジャーとなった。
羨ましくなるほど、ありきたりな人生を歩んでいる。
けれどセフィロスは、男と同じ境遇であったとしても、他にこんな馬鹿で陽気で無邪気な人間に出会ったことがなかった。
「快晴」という意味の名を持つその男は、本当にその名の様にどこまでも澄んで晴れ渡っている。
心に降る雨を、曇らせる雲を、鮮やかな青で清涼に塗りかえていってしまう。
だから、なのだろうか。
時々無償に、この男の名を呼びたくなるときがある。
例えば自分自身を見出せない底の無い暗い夢をみたとき、例えば自分が果たしてどんな存在なのか、その答えが明確な輪郭をかたどって自分に迫り来るのを感じたとき。
この男の名を呼びたくなる。
まるで幼い子供が母親を呼ぶような必死さで。
そうすれば、あの青い空のように全てをさらって爽やかな青で塗り替えてくれる気がするのだ。
「どうした?」
セフィロスが長いこと見つめられ、男が不思議そうに首を傾げる。
「あ、ひょっとして俺のかっこよさに見とれてるのか?やっぱりいい男っていうのは罪だね~」
盛大に肩をすくめて、困ったように首をふる。
どこまでもふざけてみせる男。
けれど知っている。この男がこんな風に軽い冗談を口にする理由を。
セフィロスに笑ってほしいからだ。
セフィロスにも数は少ないが親友と呼べる存在がいた。大切だった。守りたかった。
だが、どちらも守れなかった。一人は行方不明で、一人は死んだ。
それに図らずも関わってしまったこの男が、彼の精一杯の良心とセフィロスに対する愛情と呼ぶに近しい感情から、男はセフィロスをかまう。
その心遣いがうっとうしくも、自分でも気づかない寂しさをなぐさめてくれていた。
「そうかもしれないな」
そう言って口の端だけで微笑んで、セフィロスは男の頭をポンポンと叩いた。
なんだかそうしたい気分だった。優しく、甘やかしてみたい、そして喜ばせてみたい。
その仕種は飼い犬をいとおしむ主人の仕種と、なんら変わりはなかったけれど。
だがその仕種に、男が逆に目を向く。
「え、ちょ、おっさんどうした!ちゃんと突っ込んでくれないと一人でボケてて俺が寒いだろ!!」
滅多にないセフィロスの行動に慌てる男の様子がおかしくて、セフィロスは今度は声をあげて笑った。
セフィロスの笑い声に、男どころかさらに遠くにいた一般兵も目を向く。
(今日は世界滅亡の日だったろうか…!!)
皆一様にそう思うほど、セフィロスの笑い声に盛大に慄いた。
男にいたっては、慌ててセフィロスの額に手をあて、熱がないかを確認する。
「俺は普通だぞ」
周囲のうろたえっぷりに、セフィロスも眉をひそめる。わかりやすく言うとちょっとムッとしたのだ。
「いや、なんとなく一応ね。」
ごまかすように笑いながら、男はパッと手を離す。
ふと、思いついたようにセフィロスは聞いた。
「呼べば、会いに来てくれるのか?」
「あ?」
「お前の魂を呼べば、大サービスで会いにきてくれるんだろう?」
「………セフィロスさん、そちらの方のご趣味でしたっけ…?」
「わかった、もういい」
「わー!!嘘、嘘!会いに行きます!行かせてください!!」
背を向け歩き出したセフィロスに、慌てて男が呼びかける。
セフィロスは笑いながら振り返り、男を見た。
「では、気が向いたときに呼ばせてもらうさ」
再び男と連れ立って歩き出す。「りょーかーい」と男は軽い声で了承した。
夏の夜特有の湿気を含んだ風が頬をなで、二人の間を流れてゆく。
気づけば森の奥深くに無数の淡い光が頼りなく浮かび、夏の森を神秘的に見せていた。
ふと男が足を止める。
男が足を止めたので、セフィロスも倣って足を止め、男を見た。
月明かりの下、おそらく二度目位にセフィロスは男の顔の造形をしっかりと見た。
そうして、男がひどく整った顔立ちだったことに気づいた。
白く輝く面。強く美しく切れ上がったまなじり。細く尖った顎。
いつも男の容姿より、その心のあり方や内面を見ていたため、男の容姿が優れていることに、あまり気づかなかった。
男はひどく澄んだ青い瞳で、セフィロスを見ていた。
その青はあの空の色だ。
セフィロスの心をさらっていく、青。
「あんたが俺を呼んだら会いに行くけど、でも俺を呼ぶ必要はないよ」
小さく微笑んで、告げる。
それは見たこともない笑みだった。それは、遥か年上の女のような、そう母親にも似た、美しく、確信に満ちた笑みで――――。
「あんたがもし本当に俺を必要としている時は、俺から会いに行くから」



パチン、と音がして、セフィロスは顔を上げた。
風と空気に含まれる微量の電磁波の折り合いが合わず、爆ぜたらしい。
セフィロスは顔を撫でる髪をかきあげ、窓の外を見た。
星の位置が先ほどより西に移動している。思いのほか長く、記憶の底に沈んでいたらしい。
らしくもなく感傷に身を任せた自分を、セフィロスは静かに哂った。
まだ自分を「俺」と呼んでいた昔のことを、何故今思い出すのか。
別に今の自分に不満などありはしない。
闇の中でも冷たく光を放つ瞳を見開き、うつくしい顔になんの表情も浮かべぬまま虚空につぶやく。
「……懐かしい思い出を見せたのはお前か?ザックス」
ほとんど口の中だけでしゃべった言葉だった。
しばし待ったが周囲には何の変化も起こらなかった。
らしくない自分に、セフィロスはふたたび哂った。
懐かしい友の名を呼ぶことなど、ついぞ無かったことだ。
少なくとも、自分を「私」と呼ぶことになってからは一度もない。
懐かしい思い出は、自分自身が見せたものなのだ。何らかの欲求に刺激されて。
確かめたかったのだろうか、あの言葉を。

「あんたがもし本当に俺を必要としている時は、俺から会いに行くから」

だが、それを今することの無意味さをセフィロスは知っている。
例え今、どれほどセフィロスが請い乞うても、ザックスは決して現れない。
なぜならセフィロスはザックスを必要としていないからだ。
だから彼が自分の前に現れることはないのだ。
それは火を見るよりも明らかなことだった。
それともいつかそう遠くない未来。
クラウドと織り成す戦いの涯てに、この存在を失くすことがあったとき。
自分はあの男を必要とするのだろうか。
今はまだ、そんな日がくることなど夢のまた夢のようにしか感じられないのだが。
(だが、そうだな……)
もし自分がそうなるときが来るのであれば。
あの笑顔を瞼裏に思い出してもよいかもしれないかと思った。
あの、生母よりも優しく聖母よりも慈しみに満ちた、愛情というものを称えた微笑みを見ながら迎える眠りは、どんな眠りよりも甘美で安らかであろうと。
ならば、その時あの男の名を呼ぶのがよいだろう。
この世の誰よりも激しい一途さをもってその名を請い乞うてみせよう。
「果たしてお前は、訪れてくれるだろうか。」
誰に聞かせるわけでもなく、一人ごちる。
やはり答えは無く、夏の蒸し暑い風が、やわらかく頬を撫で流れてゆくだけだった。
それでもセフィロスは微笑んだ。
それは明かりのない闇夜を照らす月のように柔らかな光をたたえた、ひどく珍しい微笑だった。

魂を呼ぶ
請い乞う
それが恋というものであるのならば

永遠にわからなくてもかまわない

















お前を、喜ばせるくらいなら















私の中でセフィロスとザックスは親友以上恋人未満なんです。

BLなんてかけやしない。

書いたとしてもキスさえしない純愛物語で終了。(それはBLなのか?)

セフィロス以上にザックスが私の中で色々と制約がありまして、他の人のイメージとは違うのかな、と思うときがあります。まぁ、簡単に言うと夢を見てるんですね。

この辺りは難しいですね~。なんかね、もやもやする!@いとうあさこ

私はおそらく、セフィロスとザックスとクラウドを一緒に書けないと思います。

多分ディシディアや、ACCとかなら大丈夫なのですが、CCとかセフィロスがストーカーじゃなかった時代とか、んぐぐぐぐ!という感じ。

でもディシディアでは絡めてゆけるので、ティナさんも絡めて書いていきたいですね~。

お粗末さまでした~




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