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Beautiful crime

当ブログは個人が運営するディシディアFFやCCFFを中心とした二次創作サイトになります。それらに嫌悪を覚える方の閲覧はご遠慮願います。荒らし、中傷、無断転載は禁止となりますので、よろしくお願い致します。

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Shooting star 【7×6】

当サイト初の小説になります。

クラウド×ティナ



管理人の大好きなCPになります。
実はこれ、二作目なのです。一作目にできたものは、来月の(勝手に)ティナ祭りで挙げる予定のため、こちらを先にアップ。
本当は全話完結してからがよいかなぁ~と思ったのですが、できたからあげちゃえ!(おい!)

昔読んだ大好きな小説をリスペクトしています。気づかれた方がいらっしゃったら貴方は私の同士!
(なんだそれ)

少しでも読んでくださった方の心に、何かを残せたら幸いです。

それでは次よりどうぞ!
※注意書きはしっかり読んでくださいね!


クラウド×ティナ小説。
悲恋。
続き物。




神様の前で、宣誓しましょう。
忘れないでいてね。
ふたりが離ればなれになってしまった、そのあとのこと。
もう二度と逢えなくなってしまった、そのあとのことを。





Shooting star



クラウドはいつも、皆が目をはなした一瞬の隙をついて、私に口付けをする。
一瞬のことに驚いて、私が赤くなるのを見て、それに満足して。
そしてそっと私を腕の中に抱いてくれる。
その瞬間が、すごく好きだと、私に告げる。
なぜ、と聞くと、ティナが俺のものだって実感できるからだよ、と大真面目な顔で教えてくれた。
その真剣さに、思わず私が噴出すと、おちょくるなと言って、再び私の唇をふさぐ。
何度も、何度も、何度も。
私は、そんなじゃれあう空気が、とても好き。
言葉よりも明確に、クラウドからの気持ちが私に流れ込んで。
私を、好きだと、何よりも雄弁に語るこの空気が。
そんな様子に気づいて、私のちいさなオニオンナイトが騒ぎ出すのを止めるのは、もう日課。
嫌なことじゃないの、と。嬉しい…とまでは、恥ずかしくて、まだ言えないのだけれど。
ほかの仲間達は、概ね見逃してくれる。時々、ジタンやバッツが私たちの真似をしてクラウドをからかったりするけれど。
最初は憮然としていたクラウドも、ティナを独り占めしているのだからこの位されても罰はあたらないよ?と皮肉な笑みが良く似合う聖騎士に言われてから、甘んじて受けることにしていて。
本当は、ライトから何か言われるのではないかと少し心配していたけれど。
ティナに笑顔が増えたからいいと、言ってくれた。
こんなとき、とてもしあわせだと思った。


くちびるが触れる温度を、その意味を、言葉を、教えてくれたのはクラウド。
膚が触れあう温もりを、心地良さを、教えてくれたのも。
二人で身を寄せ合って、星の話をするその声が、好き。
私の世界にもあって、クラウドの世界にもあるこの空。この星々。
いつか。
いつか一緒に、流れ星にお願いごとをしてみたいと言ったら。
クラウドは普段もまじめなのに、それ以上の真面目さで、真剣に。
私の手に、左手の薬指に唇を添えて、約束してくれた。
胸がいっぱいになって。
息もできないほど、嬉しくて。
笑いながら、泣いてしまって、クラウドを盛大に困らせたけれど。
それでもクラウドは何度も約束してくれた。

“――夜空の星を見たら、ティナを思い出す”

くだらないことを、ひとつひとつ。

“――だからティナも、夜空をみたら、俺を思い出して”

ちっぽけで、

“――明日もし晴れたら”

いつでもできるような

“――一緒に流れ星を探しに行こう”

ささやかなことを、

“――明日もし見つからないのであれば明後日”

何度も何度も。

“――見つかるまで、何度でも、何度でも”

丁寧に

“――ふたりだけで”

ひとつひとつ。



その度に胸がいっぱいになって。
その度に世界がクラウドへの想いで埋め尽くされて。
クラウドが、そうクラウドを。
何度も好きになって。
何度も、何度も。
なんども…。


だからこそ、思う。
クラウドは、ほかの人を、自分の世界の人を愛したほうが良いのだと。
そしてクラウドと、私じゃない誰かが、寄り添い手を取り合い、幸せになることを
心の奥底から、願う。






「本当はずっと、クラウドの事が好きかは、わからなかったの」

クラウドの、あの約束を交わした星空を閉じ込めたように澄んだ瞳が、見開かれる。

「ごめんなさい、やっぱりわたしは<愛>がわからない存在で」

用意していた台詞たちが、すらすらと口から零れだす。
零れだして、時は戻ることはなく、戻せない。
クラウドの口が小さくぽかんと開かれて。
人は驚くと、本当に口が開くものなのね、なんて。
妙に冷静なもう一人の自分がいたり、した。

「はじめからあなたが、好きではなかったの」
いや、違う。これは嘘。
誰よりも何よりも明確に好き。
自分の食べ物の好みを上げるよりも簡単にわかるほどに。
クラウドの唇が好き。声が、姿が、何度迷っても答えを見つけようともがく姿が。
澄み切った心と、迷う心が好き。勇気と弱さが。優しさと脆さが。人を傷つけないように心を配るあまり、口数が少なくなってしまう、不器用さが好き。
私が唯一誇れるものに、クラウドを好きになったことをあげたいほどに。
クラウドの全てが、好き。
だからこそ、願う。

(わたしはね、そばにいてあげられないの)

クラウドのしあわせを。

(クラウドのそばに。寂しいときにも。悲しいときにも。嬉しいときにも。)

誰よりも、何よりも。

(わたしにはね、あげられないの。)

―――――――――――――祈りにも似た強さで。

(クラウドに家族を。息吹を。―――――新たな生命を。)



ならばいっそ、後腐れなく。
あなたが、後に気に病むこともないような、潔さをもって。



「でも、すごく楽しかったわ、クラウド」

こんな人ではない異形のわたしに。
全てを破壊する力しかないわたしに。
愛を教えてくれた、心優しいあなた。


「ありがとう」

泣きたくなるけれど。
クラウドが好きで、幸せで、嬉しくて、切なくて、悲しくて、苦しくて。
でも大丈夫。泣いて、困らせたりなんかしないよ?
今、自分よりもっともっと傷ついているクラウドが、
泣かないのだから。

そう、願わくば。

あなたが夜空を見て、私を思い出すことがあってくれるなら

その時あなたが浮かべられる私の残像が、笑顔だけでありますように。

体中の神経を目と、口に、頬に総動員して。


とびっきりの、




笑顔で。




告げましょう。






「さようなら」








やがて、この戦いの果てに還る世界。
永遠の離別。
同時にやってくる、世界の終焉。
分けられるふたつの世界。
幻獣と人とが分かれる世界。
幻獣でもなく、人でもない私は、世界には残れない。
けれど、怖いことなんて何一つないの。
あなたが私にぬくもりを。
約束を。思い出をくれたから。
それら全てを抱いて、それら全てに包まれて。

消してしまうから。
消えてしまうから。
忘れないでいてね。
ふたりが遠く遠く、離れてしまった、そのあとのこと。
わたしのすべてを忘れて、
いつか、ほかの誰かを愛してといった、
あの宣誓のことを。

消えゆくわたしには、あの星空の約束だけあればよいのだから。








いつか一緒に、流れ星にお願いごとをしてみたいね



いつか







ふたりだけで
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